食品加工技術 STRENGTH-1
試行錯誤の連続が、他では得られない技術を生み出した。
わたしたちの食卓を豊かにする食品加工分野において『食に興味を持ち、失敗を恐れず挑戦を続けていくこと』が何よりも大切だとキング食品は考えます。
キングの技術は、お肉、お魚の素材を大切に『練り、成形、乾燥、ボイル、蒸し、焙焼、急速冷凍、包装』等の機能を活かし商品化をすることです。
小ロットから大量生産まで要望に合わせた生産体制でお客様に満足して頂いております。
試作品開発・商品開発 STRENGTH-2
原料調達から商品化までキングの機能を活かして完成させる。
原料は、調達先から規格書、SDSを提出して頂き、品質管理課において厳しく評価し、合格した原料、添加物等のみを調達しております。
商品開発は、3つの工場で、それぞれ機能・技術を活かしたオリジナル商品が製造可能です。
1.乾燥食肉製品加工
ジャーキー、ドライソーセージなどで、原料、味付け、規格、外装などオリジナル製品を製造することができます。
特徴
- ジャーキー各種・・・たれに15時間以上どぶ漬けをして、肉の臭みを残さずに、短時間で乾燥させることによりうまみを最大限に出す技術で仕上げます。
- ドライソーセージ・・・温風乾燥の短時間で仕上げて、さくら、楢のチップで香りづけをする技術で仕上げます。
2.魚肉練製品(冷凍)加工
日本の伝統『SURIMI すり身』を原料に、練り、ボイル、蒸し、急速冷凍(IQF)の技術を活かしてオリジナル商品を製造する事が出来ます。
特徴
- かにかま各種・・・生産ラインでは、すり身を主原料に、味付け、成形、蒸しなど用途に合わせた設備、技術で仕上げます。
- つみれ各種・・・すけ宗すり身をメインにオリジナル魚種、味付け、規格などのオリジナル商品を日に5tの生産能力があります。
3.魚肉加工品
日本の伝統『SURIMI すり身』の白身魚をシート状に伸ばして、焼き上げる技術で仕上げます
特徴
- 焼きかま・・・オリジナル味付け後、希望のカットサイズ、シーズニング等を行い、そのまま食べられる製品つくりの技術で仕上げます。
- 魚肉シート・・・使用目的に合わせた配合、厚み、カットサイズなどの仕様に合わせた製品つくりの技術で仕上げます。
商品開発フロー
商品開発課 主任 門出 卓磨
2020年4月の法改正により、製造者である「キング食品」の名前が商品パッケージに載ることになり、多くの人に当社を知っていただけるようになりました。
開発業務はレシピ設計に始まり、表示の確認や資材の選定、原価計算など多岐に渡ります。お客様と直接やりとりをすることも多く、また現場や営業と連携しながら進めていく必要があるため、常に情報の共有には心掛けています。大変な事も多いですが、自分が携わった商品が店頭に並んでいるのを目にしたときの喜びは大きく、やりがいのある仕事です。
「キングで作ってる商品っておいしいね」「キングで作った商品なら安心だね」。そんな風にお客様に思っていただけるような商品を開発すべく、日々業務に取り組んでおります。
安全・安心への取り組み STRENGTH-3
厳しく独自に定めた基準が、安全・安心という信頼を作る
当社が何よりも重視し、使命と捉えているのが「安全・安心な食品づくり」です。原材料の選定から、製品をお客様にお届けする段階まで、あらゆる工程の安全・衛生管理体制の充実に取り組んでいます。
水分値とトレーサビリティの記録管理の徹底
焼きかまぼこなどのシート食品は、食品の保存性の指標とされる水分活性値を当社独自の規定によって定め、機械のメンテナンス時などの基準にしています。水分が多いとそれだけ菌の数も増えるので、乾燥食品の水分量には神経を使います。
厚生労働省など、関係機関からの情報収集やトレーサビリティの記録管理など、常に先を見越した準備・対応を行っています。各工場への食品衛生責任者の配置は当然ですが、品質管理部門の担当者が工場内の朝礼に毎回参加し、現場からの情報収集と現場への情報提供に努め、双方の連携を密にしています。
「安全」と「安心」をお客様に
食品の「安全」とは試験や調査などで得られた科学的証拠にもとづいて確保されるもので、そこで得られた科学的証拠の評価結果をもとに健康影響などのリスクが除かれます。または許容範囲に留められている状態を言います。
「安心」とは、消費者など受け取る側の一種の気持ちの問題であって、食品への心配とか不安が取り除かれている状態だと考えます。品質管理はそんな「安全」と「安心」をお客様にお届けできるよう日々取り組んでおります。
スターゼン品質保証部チームリーダー 原田 知子
品質管理課は、おもに製造業において、生産する製品の品質を管理する仕事です。
製造業では、良いものを一度だけ作ればいいわけではなく、安定的に同じ品質のものを作り出し続けなくてはなりません。
「一定の品質を維持する」といった観点から、製造ラインの課題を見つけ出したり、改善点を考えていったりすることは、結果的に、スムーズな生産の実現につながっていきます。
そこで品質管理担当者は品質のエキスパートとして、品質の安定したものが製造できるように日々の管理を徹底しております。